2014-08-12-19-03-22

こんにちは。
小林です。

先日、都内の研修会にて、講師を務めさせていただきました。

参加された方々は、知的に障害のある方を主な対象とした、グループホーム等で働かれているスタッフ(世話人)の皆さんです。

講師をさせていただいて、改めて感じたことは、

「みなさん、どうしたらいいのかわからずに悩んでいる」

具体的には、

「精神疾患の症状なのか、そうでないのかの区別がつかないので、どう対応したらよいかわからない」

ということです。

グループホームのスタッフのみなさんは、ひとりずつ交代で勤務されるところが多く、ひとりでいろいろなことをしなければなりません。そのため、利用される方の毎日の対応だけで、精一杯、というのが現状です。そんな環境で、スタッフのみなさんは、利用される方から相談があるため、毎日が疲労困憊になっている方々がたくさんいるのです。

僕からは、以下の3つのことをアドバイスさせていただきました。

①なんでもひとりで、抱え込まない。

②断ることも、場合によってはOK!

③ひとりの大人として対応する。


①は、どんな職場でも言われることかもしれませんが、特にグループホームのスタッフのみなさんは、ひとりで勤務することが多く、ひとりで対応しなければならない環境ですので、そうせざるを得ないのも現状かと思います。けれど、「どう対応したらよいのかわからない」場合は、誰かに相談することで、アドバイスや協力が得られることがあります。利用されている方と関わりのある、会社の方や施設のスタッフ、ケースワーカーさんや保健師さん、病院の先生やソーシャルワーカーさんなど、どなたでもいいので、まずは、相談してみてください。きっと何か前に進むアドバイスや情報が得られると思います。「ひとりよりもふたり、ふたりよりも三人」、みんなで支えることが、地域で生きる力になるはずです。もし、誰に相談したらいいのか、わからない場合は、ビオラまでご相談ください。

②は、もしかしたら断ることで、相手の具合を悪くさせてしまうのではないか、という不安があるために、なかなか断れない方が多いのではないでしょうか。けれど、断り方の工夫次第で、相手の不安な気持ちを和らげたり、安心してもらえることもあります。例えば、一方的に断るのではなく、「10分だけ」や「17:00~17:15まで」など、時間を区切ることで、本人も時間内で伝えようと工夫されたり、短時間でも聴いてもらえたという安心感が生まれることもあるのです。もし1日に何度も同じことを相談されるようであれば、「1日3回まで」など、回数を決めてみてはいかがでしょうか。ぜひ、お試しください。

③は、グループホームは生活の場ということもあり、どうしても近い存在になるあまり、子供のように接してしまうことがあります。でも、果たしてそれは、その方の人生を考えてみると、本人にとって良いことなのでしょうか。もちろん時には必要な場面もあるかと思います。けれども、もしかしたら、本人の大人になる機会を逃してしまっているかもしれません。時には、厳しいことを真剣に伝えたり、注意をすることで、本人自身で考え、一歩一歩大人への階段を上って行かれるのかもしれません。

この研修に参加された方々が、僕の話で、なにかひとつでも今後の支援のヒントになるようなことがあったのであれば、今回の僕の任務は果たせたのかな、と思います。

そして、改めて感じたことは、スタッフのみなさんのみならず、他にもたくさんの方々が悩んでおられるのではないか、ということです。

みなさんの周りに、「どうしたらいいのかわからず困っている方がいる」、もしくは「自分が困っている」、などございましたら、「微力ながら力になりたい」と思っていますので、お問い合わせください。